米麹試作のあれこれ

麹の製造場所を探しながら、手始めとして自宅にて試作研究を始めました。

米麹をつくることを製麹(せいきく)といい、その工程はおおむね3日です。

一口に米麹と言っても、製麹過程の温度、湿度、吸水具合などの様々な条件によって、形成される酵素の内訳が変わるので、「何を作るための麹にしたいか」によって、作り方を変える必要があり、

それが腕の見せ所ということになります。

私はまだ経験が浅いので、味噌用なのか、甘酒用なのか、お酒用なのか、といった思い通りの米麹をつくるコツをつかみ正確性を上げるため、試作研究の期間をとって腕を上げていきます。

何も考えずに作った麹を使うよりも、その麹を使って作りたいものが何なのか、それにはどんな栄養素を分解する酵素が必要か、という基準で選ばれた最適な米麹を使うことが最高のおいしさにつながります。

和寒に来て初めての試作は、これまで私が個人的に作ってきた米麹の中で一番うまく作ることができ、すごくうれしい結果となりました。

麹の出来不出来の基準はたくさんありますが、その中でも一番わかりやすく、最初に判断できるのが「見た目からわかること」です。

上の写真のように、すべての米の全体が白い菌糸でおおわれ、蒸したままの状態の米の透明の部分がないこと、これがベストです。写真では真ん中の方に一粒だけ透明の粒があるので比べるとわかりやすいです。

よく、農産物直売所などで売っている個人の方が作られた麹などに、透明な部分の多いまばらな状態のものが見受けられます。米がすべて白くおおわれていること、つまり菌糸がよく行き届いていることは、米麹としての基本であり、酵素の量に大きな差が出てしまうので、よく確認するといいと思います。

そのほか、「はぜ具合」と言って、米の内部にどれだけ菌糸が伸びているかを目視できます。これも出来を左右し、今回うまくいっていました。

そう考えても、同じように見えていろいろな麹を作ることができます。私にとってはものすごく楽しいです♪

ある程度麹づくりを操れるようになるまで、がんばりたいと思います♪

いちねんめのもくひょう

前回のブログに、協力隊としての最終目的を載せましたが、

今日は、今年1年の活動計画にふれてみたいと思います。

3月の赴任当初に、協力隊としての最終ゴールを見据え、1年目2年目3年目それぞれの活動計画を立てました。

そのうち1年目の活動として大きな柱は以下の2つです。

1.米麹づくりと販売

 私はこれまで、主に米麹を使った発酵食の専門知識を教える講師をしてきました。日本の発酵調味料を手づくりすることが好きで、それらを使った料理も日々楽しんでいます。

 和食中心の日本人が、味噌や醤油などを使って料理をすることは当たり前で、日常的に料理をする人には特別大したことに聞こえないと思いますが、

 私は、それらの健康効果や、発酵菌の作用を考えながら料理することに関心があるので、どちらかというと研究志向で発酵食を扱っています。

 発酵食を学び、生活に取り入れ実践していく中、これまでは、学んできた内容を教える講師というサービス業だけしてきましたが、これからは米麹の販売という製造・小売業もできるようになりたいと考えるようになりました。

 米麹をつくり始めたきっかけは、自身の発酵生活や開催する教室で、米麹を使う頻度がとても多くなってきたため、市販のものを調達するのではなく自分でつくれれば楽だなぁと思ったことです。

 さらに、和寒や以前住んでいた地域でも、米麹屋さんがなくなってしまっており、年々、スーパー以外で買えるお店屋さんが減ってきていると感じていたので、日本の伝統文化を残す意味でも、麹を製造・販売することを目標にしました。

 現在、研究室のような形で麹づくりができる場所を探しています。

 和寒町内で水道とガスの設備がある空き家、空き部屋などの情報があればお待ちしています☆

2.農作物の栽培

 私が発酵講師になったのは、味噌や醤油などの調味料を自分で手づくりする楽しさを知ったことが始まりなのですが、

 その過程で、発酵調味料に限らず何でも「自分でつくってみること」に大きな意味を見出すようになりました。

 食べもの、日用品、電化製品、家具、雑貨、家、車など、私たちのまわりには様々なものがありますが、普段何気なく使っているもののうち、そのつくり方を知っているものはいくつあるでしょう。

 つくり方を知っているということはとても大切なことだと感じています。それは自分や世界がどうできているかを知ることにつながり、心が豊かになるからです。

 私はその中でも特に食の分野に焦点を当て、農作物を栽培しようと考えました。少しずつ経験する中で食の原点を知るとともに、今では、自然や宇宙の成り立ちまで、農の先に感じるようになっています。

 農は、すべての原点だと思います。

 それはいつも人々の生活の横にあるものであり、生きる基本とも言えます。

 農から世界を見て、その幸せな生き方を伝えられるよう、農作物の栽培を実践し、様々に学びたいと思います。

そのほか、道北日報さんで「しあわせのたね〜食を見直し健康を考え心を知って幸せに気づく。より豊かな生活のすすめ〜」という連載コラムが3月に始まり、これまでに4回掲載されています。今後も不定期で執筆していきます。

「食」「農」「自然」をキーワードに元気に活動していきますのでよろしくお願いします。

ごあいさつ

初めまして。

2020年3月に新しく赴任しました塚本麻里と申します。

自己紹介は和寒町広報誌や私のホームページをご覧いただければと思います。

▼和寒町広報4月号

https://www.town.wassamu.hokkaido.jp/affairs/files/2020/04/p14.pdf

▼Hakko Class.ホームページ

https://tmarii.wixsite.com/hakko-class

こんな感じの私ですが、これまでに何度も訪れていた和寒で、新たに協力隊として仕事をしたり暮らしていくのが新鮮でとても楽しみです^^

と言っても赴任してもう1ヶ月以上経っています(笑)

新型コロナウイルスの影響があって、集まりも全然なく出会いがなくてとってもさみしい現状ですが、

活動に合わせ、ブログは定期的に更新していきますのでよろしくお願いします☆

さて、さっそくですが、

私には人生でひとつの目標があります。

「自然豊かな場所で田畑を耕しながら、家族や自然とともにのびのびと暮らし、地域の人が心身ともに元気で暮らせるよう、自然治癒力を高めるお手伝いをする仕事をすること」

恥ずかしげもなく個人的な目標を書いてしまいましたが、協力隊活動の最終目的もここに関係してきます。

「地域に根ざすこと」

協力隊の間だけ和寒町にいるのではなく、そのあとを見越した3年間にしたい。

私は、自然豊かな和寒に拠点を持って暮らしていきたいと考え協力隊になりました。

なので、協力隊である3年のうちに、卒業後引き続き暮らしていけるだけのベース作りをしたいと思っています。

協力隊は、なんでも屋のようなイメージがある方もいるのかもしれません。

でも、実際は少し違っていて、

協力隊事業は、協力隊個人個人の興味関心・得意分野を、地域に生かして創造する取り組みだと私は思っています。

もちろん、地域の特徴を知ることは不可欠で、

和寒町の歴史、産業、暮らしなど様々に学び、求められるものも見極めねばなりません。

その上で私は、これまでの経験を活かしつつ、

求められることとできることを模索しながら、和寒に根ざすことができるよう、3年間がんばります。

よろしくお願いします☆