春からお借りする畑の融雪剤散布を行っていました。
融雪剤として使用したのは和寒町の木質バイオマス燃料製造施設で伐材をチップに加工し、役場のチップボイラーで暖房の熱源として燃焼し排出された灰です。
和寒町の農業活性化センターでは、この灰を散布した場合と従来から使用されている一般的な防散炭カルとの雪解けの差を調べています。
(‘防散炭カル’とは風のある日にも散布しやすい炭酸カルシウム肥料の一種。炭酸カルシウムは酸化した畑の土を中和しながら作物にカルシウムを供給し、融雪剤としても使われます。)
炭カルは粒がしっかりとしていて比較的容易に散布出来ますが、ボイラーの灰はこの写真の様にとても細かい粉末状で風が強い日の散布には拡散してしまう恐れがあるので注意が必要です。
春より開始する担い隊畑にもこの灰を利用しました。
ボイラーから出たいらない灰を融雪剤として利用できれば灰も処理でき、炭カルを買う経費も抑えられ一石二鳥ですね。
今週は長ねぎの播種を行う予定です。
担い隊畑融雪剤散布前と散布後の様子
担い隊畑融雪剤散布前と散布後の様子