前回のブログに、協力隊としての最終目的を載せましたが、
今日は、今年1年の活動計画にふれてみたいと思います。
3月の赴任当初に、協力隊としての最終ゴールを見据え、1年目2年目3年目それぞれの活動計画を立てました。
そのうち1年目の活動として大きな柱は以下の2つです。
1.米麹づくりと販売
私はこれまで、主に米麹を使った発酵食の専門知識を教える講師をしてきました。日本の発酵調味料を手づくりすることが好きで、それらを使った料理も日々楽しんでいます。
和食中心の日本人が、味噌や醤油などを使って料理をすることは当たり前で、日常的に料理をする人には特別大したことに聞こえないと思いますが、
私は、それらの健康効果や、発酵菌の作用を考えながら料理することに関心があるので、どちらかというと研究志向で発酵食を扱っています。
発酵食を学び、生活に取り入れ実践していく中、これまでは、学んできた内容を教える講師というサービス業だけしてきましたが、これからは米麹の販売という製造・小売業もできるようになりたいと考えるようになりました。
米麹をつくり始めたきっかけは、自身の発酵生活や開催する教室で、米麹を使う頻度がとても多くなってきたため、市販のものを調達するのではなく自分でつくれれば楽だなぁと思ったことです。
さらに、和寒や以前住んでいた地域でも、米麹屋さんがなくなってしまっており、年々、スーパー以外で買えるお店屋さんが減ってきていると感じていたので、日本の伝統文化を残す意味でも、麹を製造・販売することを目標にしました。
現在、研究室のような形で麹づくりができる場所を探しています。
和寒町内で水道とガスの設備がある空き家、空き部屋などの情報があればお待ちしています☆
2.農作物の栽培
私が発酵講師になったのは、味噌や醤油などの調味料を自分で手づくりする楽しさを知ったことが始まりなのですが、
その過程で、発酵調味料に限らず何でも「自分でつくってみること」に大きな意味を見出すようになりました。
食べもの、日用品、電化製品、家具、雑貨、家、車など、私たちのまわりには様々なものがありますが、普段何気なく使っているもののうち、そのつくり方を知っているものはいくつあるでしょう。
つくり方を知っているということはとても大切なことだと感じています。それは自分や世界がどうできているかを知ることにつながり、心が豊かになるからです。
私はその中でも特に食の分野に焦点を当て、農作物を栽培しようと考えました。少しずつ経験する中で食の原点を知るとともに、今では、自然や宇宙の成り立ちまで、農の先に感じるようになっています。
農は、すべての原点だと思います。
それはいつも人々の生活の横にあるものであり、生きる基本とも言えます。
農から世界を見て、その幸せな生き方を伝えられるよう、農作物の栽培を実践し、様々に学びたいと思います。
そのほか、道北日報さんで「しあわせのたね〜食を見直し健康を考え心を知って幸せに気づく。より豊かな生活のすすめ〜」という連載コラムが3月に始まり、これまでに4回掲載されています。今後も不定期で執筆していきます。
「食」「農」「自然」をキーワードに元気に活動していきますのでよろしくお願いします。