「カボチャのモンブラン」名前通り…山に登る険しさよ

「モンブラン」という名前は、イタリアとフランスの国境の間にあるアルプス山脈「モンブラン」が由来となっているそうです。

さてさて第2回和寒産のカボチャを美味しく食べようの会は、なんとか無事に終了しました。

土台となるスポンジケーキが思うようには膨らまず、ギリギリまで試作を重ねることになりましたが、当日は参加者みんなのスポンジケーキが膨らんでるのを見てホッとしました(笑)

自由な発想で好きにデコレーションできるのが手作りですね。

料理教室では自分で作った「カボチャのモンブラン」は美味しいとのお言葉を頂きました。

午後からは試食してくれた4人の女子にも「カボチャのモンブラン」は大変好評でした。

女子にはスイーツが必須ですね~。頑張って作って良かったです。

それでは、ここで…険しい道のりを振り返ってみましょう。

12月11日(日)本番に作った「カボチャのモンブラン」をデコレーションしつつ、なげきの解説入ります。

①スポンジケーキにカボチャのカスタードクリームを絞り入れます。

(なかなか膨らまなかった土台のスポンジケーキ。膨らまないとカボチャのカスタードクリームはどこへ行けばいいの??)

②土台の上にカボチャのキャラメリゼを乗せます。

(砂糖やカボチャの甘さの中で、また一味違うアクセントを与えてくれるカボチャのキャラメリゼ。食べる時には飴状にパリパリしてたキャラメルの皮は、カボチャの水分でなくなりました(涙))

④生クリームを絞ります。(この段階は平和ですね~)              

⑥カボチャクリームを糸状に絞ります。

(クリームを途切れさせないように繊細にクリームを絞って 山を作っていきます。目指せ限界突破!クリームてんこ盛り!)

 

⑤ムラング・ノアをのせます。

カボチャのモンブラン メレンゲクッキー

(このモンブランを見た時、他では見たことがなく「これだ!!」と一目ぼれしました。

 全体的に柔らかいモンブランの中で、サクッと食感を与えてくれます。ムラング・ノアはメレンゲのお菓子ですが、しっかり卵白を泡立てないと低温のオーブンで焼いている間にしぼんでしまいます。モンブランの上にのせてもクリームの水分を吸って、すぐ食感がふやけてしまいます。)

カボチャのキャラメリゼもムラング・ノアも、出来立てで味わえる今回の「カボチャのモンブラン」は作る過程も食べる時も繊細なケーキでした。

険しさの向こうには極上の美味しさがありました。

第1回和寒町のカボチャを美味しく食べようの会を開催

第1回目は料理教室で「ケーク・サレ」を作ってみました。

「ケーク・サレ(cake salé)」とはフランス語で「塩味のケーキ」という意味のフランスの家庭料理です。

家庭料理だから「夕食で余った材料を入れておかずケーキを焼いちゃおう~」と言って、サクッと焼いて食べる。こんな感じで材料に制限はありません。だから、カボチャは絶対合うと思ったのでカボチャの採れる季節を待っていました。

今回のカボチャは「くり天下」

粉質系のカボチャなのでケーク・サレの具材と混ぜ合わせる時ベチャつかないと思って使用しました。今の時期甘みがのって食べごろです!!!!

「ケーク・サレ」の材料でこだわりたいのは和寒産の食材!!

その中のひとつのドライトマトは和寒町の齊藤農園のミニトマトです。乾燥具合にこだわりがあるようで、旨味が凝縮された美味しいドライトマトです。

ベースとなる生地は小麦粉の代わりに米粉を使用。混ぜすぎても余計な粘りがでず、混ぜ足りなくてもだまが残らないなど使い勝手がいい。生地の仕上がりがしっとりもっちりです。

かぼちゃ(和寒産)・玉ねぎ(和寒産)・ドライトマト(和寒産)・ベーコン・モッツアレラチーズと具沢山の中で、カボチャ本来の甘みを感じられるお惣菜ケーキです。

今回作った「ケーク・サレ」は色々な食材とカボチャとのハーモニーはバッチリでしたが、もっとカボチャが主体となった味にできなかったのが心残りです。生地にもカボチャを練り込めばいいのか、まだまだ改良の余地ありでした。

今回の湧き上がる声は「もっとカボチャを感じたい!!!」です。

おまけコーナー

テレビの取材が来たよ。

お子様たちも食べられるお惣菜ケーキ「ケーク・サレ」でした。

ではまた次回。