時短をとるか?美味しさをとるか!!

前回のブログでキュアリングしたカボチャが美味しいとお伝えしましたが、火の通し方よってカボチャの美味しさが変わることを新たに知りました。

カボチャを1/4など少量使う時、わたしは電子レンジを使うのですが、カットしたカボチャ一つ一つ均等に火が通らないことに気付きました。

調べてみると失敗する理由として

①加熱時間が長い

②水分が足りない

③カボチャの大きさが不揃い

④深さのある耐熱容器を使っている

万能な電子レンジを信じきって、ラップをかけてレンジでチンすれば火は通るもんだと思って「失敗する理由」を気にしてませんでした。

火が通ってなくて長く温めたら柔らかさを通りこして、萎びたカボチャになったこともあります。

成功するために気を付ける点

①かぼちゃ100gに対して600wで1分30秒~2分温める。

②大さじ1~2杯の水を加え、ラップをして乾燥予防する。(レンジは加熱時、水分を飛ばす性質がある)

③カボチャの大きさをそろえてカットする。

④平らになるように器にカボチャを並べる。(カボチャが重ならないように)

書かれた通りに実践したら、思い通りにカボチャに火を通すコツをつかみました。

さらに凄いことに低温で温めたらデンプンが甘みのある糖へ変化するそうです。

かぼちゃ100gに対して

200wで12~14分間温める。

ゆっくり加熱すると↓

「確かに甘くなっている!!」Σ(・ω・ノ)ノ!

同じカボチャなのに不思議な体験でした。

ぜひ~皆さまも~

時間の許す限り~

ゆっくり温めてみてくださいね。

時短を取るか?美味しさを取るか!!

選ぶのはあなた次第~~。それでは、また次回。

「カボチャのモンブラン」名前通り…山に登る険しさよ

「モンブラン」という名前は、イタリアとフランスの国境の間にあるアルプス山脈「モンブラン」が由来となっているそうです。

さてさて第2回和寒産のカボチャを美味しく食べようの会は、なんとか無事に終了しました。

土台となるスポンジケーキが思うようには膨らまず、ギリギリまで試作を重ねることになりましたが、当日は参加者みんなのスポンジケーキが膨らんでるのを見てホッとしました(笑)

自由な発想で好きにデコレーションできるのが手作りですね。

料理教室では自分で作った「カボチャのモンブラン」は美味しいとのお言葉を頂きました。

午後からは試食してくれた4人の女子にも「カボチャのモンブラン」は大変好評でした。

女子にはスイーツが必須ですね~。頑張って作って良かったです。

それでは、ここで…険しい道のりを振り返ってみましょう。

12月11日(日)本番に作った「カボチャのモンブラン」をデコレーションしつつ、なげきの解説入ります。

①スポンジケーキにカボチャのカスタードクリームを絞り入れます。

(なかなか膨らまなかった土台のスポンジケーキ。膨らまないとカボチャのカスタードクリームはどこへ行けばいいの??)

②土台の上にカボチャのキャラメリゼを乗せます。

(砂糖やカボチャの甘さの中で、また一味違うアクセントを与えてくれるカボチャのキャラメリゼ。食べる時には飴状にパリパリしてたキャラメルの皮は、カボチャの水分でなくなりました(涙))

④生クリームを絞ります。(この段階は平和ですね~)              

⑥カボチャクリームを糸状に絞ります。

(クリームを途切れさせないように繊細にクリームを絞って 山を作っていきます。目指せ限界突破!クリームてんこ盛り!)

 

⑤ムラング・ノアをのせます。

カボチャのモンブラン メレンゲクッキー

(このモンブランを見た時、他では見たことがなく「これだ!!」と一目ぼれしました。

 全体的に柔らかいモンブランの中で、サクッと食感を与えてくれます。ムラング・ノアはメレンゲのお菓子ですが、しっかり卵白を泡立てないと低温のオーブンで焼いている間にしぼんでしまいます。モンブランの上にのせてもクリームの水分を吸って、すぐ食感がふやけてしまいます。)

カボチャのキャラメリゼもムラング・ノアも、出来立てで味わえる今回の「カボチャのモンブラン」は作る過程も食べる時も繊細なケーキでした。

険しさの向こうには極上の美味しさがありました。

第2回和寒産カボチャを美味しく食べようの会のお知らせ

料理教室の定員は締め切りましたが、試食会への参加は募集中です。

今回は「カボチャのモンブラン」を作ります。

午前中作ったお菓子を午後からみんなで試食したいと思います。

試食会はどなたでも参加できます。

12月11日(日)

13:00~14:00

場所 公民館の町民室

参加費300円

最初のブログに掲載した「モンブラン」から更に改良したものを当日は作ろうと思っています。

(上に載っているのはムラング・ノアというお菓子です。)

和寒産のカボチャを使った「モンブラン」どうぞお楽しみに!!

第1回和寒町のカボチャを美味しく食べようの会を開催

第1回目は料理教室で「ケーク・サレ」を作ってみました。

「ケーク・サレ(cake salé)」とはフランス語で「塩味のケーキ」という意味のフランスの家庭料理です。

家庭料理だから「夕食で余った材料を入れておかずケーキを焼いちゃおう~」と言って、サクッと焼いて食べる。こんな感じで材料に制限はありません。だから、カボチャは絶対合うと思ったのでカボチャの採れる季節を待っていました。

今回のカボチャは「くり天下」

粉質系のカボチャなのでケーク・サレの具材と混ぜ合わせる時ベチャつかないと思って使用しました。今の時期甘みがのって食べごろです!!!!

「ケーク・サレ」の材料でこだわりたいのは和寒産の食材!!

その中のひとつのドライトマトは和寒町の齊藤農園のミニトマトです。乾燥具合にこだわりがあるようで、旨味が凝縮された美味しいドライトマトです。

ベースとなる生地は小麦粉の代わりに米粉を使用。混ぜすぎても余計な粘りがでず、混ぜ足りなくてもだまが残らないなど使い勝手がいい。生地の仕上がりがしっとりもっちりです。

かぼちゃ(和寒産)・玉ねぎ(和寒産)・ドライトマト(和寒産)・ベーコン・モッツアレラチーズと具沢山の中で、カボチャ本来の甘みを感じられるお惣菜ケーキです。

今回作った「ケーク・サレ」は色々な食材とカボチャとのハーモニーはバッチリでしたが、もっとカボチャが主体となった味にできなかったのが心残りです。生地にもカボチャを練り込めばいいのか、まだまだ改良の余地ありでした。

今回の湧き上がる声は「もっとカボチャを感じたい!!!」です。

おまけコーナー

テレビの取材が来たよ。

お子様たちも食べられるお惣菜ケーキ「ケーク・サレ」でした。

ではまた次回。

採れたてのカボチャより、キュアリングしたカボチャの方が美味しい

野菜って何でも採れたてが新鮮で美味しいと思ってましたが、採れたてのカボチャは水分が多いため味がうすい?感じがします。農家さんに言わせてみれば「まだ味がのってない」状態。

9月に和寒の小学生たちと「スイートパンプキン」を作る機会がありました。9月ってカボチャの収穫がようやく始まる月だったので、手に入れた和寒産のカボチャは採れたてホヤホヤ。

採れたてのカボチャで「スイートパンプキン」を作ろうと思ったら砂糖を多めに使うことになりました。砂糖を入れた水でカボチャに火を通し、その後にも味付けで砂糖を入れ、コクを出すために生クリームなど使いました。これはこれで美味しかったけど、置いたカボチャで作ったらまた違うのかな?と、今回収穫から1か月近くキュアリングしたカボチャ『ほっこりうらら』で「スイートパンプキン」を作ってみました。

『ほっこりうらら』の特徴は、貯蔵に優れ滑らかな粉質で食べやすいところ。

キュアリングとは、風通しの良い場所で切り口がコルク状になるまで乾燥させ追熟させること。

肉厚な断面の濃厚な黄いろ色を見て美味しそう~と思いました。(ようやくわたしも…美味しいかぼちゃを見分けられるようになってきたのか?!)

今回の「スイートパンプキン」は前回より砂糖を使う量を半分にしても甘く、生クリームを加えなくても濃厚でしっとりしていて美味しかったです。ここでも上にペポカボチャの種をのせました。色も歯ごたえもいいアクセントになり、ペポカボチャありがとう~。そのうえ栄養もあるなんて何にでも入れちゃうぞ!

「スイートパンプキン」って材料がシンプル!!

かぼちゃ300g・砂糖30g・バター50g・牛乳50g・卵黄1個

あとはこれらを混ぜるだけ。冷やして一日置いた「スイートパンプキン」のギッシリ感はカボチャのガトーショコラを食べているみたい。

シンプルにカボチャを感じられるスイーツです。(ガトーショコラの話をしたらガトーショコラも食べたくなってきた。カボチャとチョコレートのギッシリ感をかけ合わせて、名付けて…ガツンとパンプキンショコラ‼‼)

ではまた、次回。